築年数が経った家を所有していると、最近床がきしむことに悩んでいませんか。
「いつからか床がきしみ出したけど、原因がわからない」
「修理ってどのくらい費用がかかるんだろう」
そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、床がきしむ原因を具体的に解説し、適切な修理方法を解説することで、安心してリフォームできるようサポートします。
□床がきしむ原因を徹底解説
床がきしむ原因は、大きく分けて5つあります。
それぞれの特徴と改善方法を理解することで、あなたのお家の床がきしむ原因が特定できるはずです。
1:木材の収縮
木材は湿度や温度の変化によって膨張・収縮を繰り返します。
この動きが頻繁に起こると、床材同士が擦れ合い、きしみ音が発生します。
特に、季節の変わり目に木材が急激に収縮することで、床鳴りが発生しやすくなるのです。
2:床の構造
床の構造に問題がある場合、床がきしむことがあります。
たとえば、床下の支えが不十分だったり、フローリングがしっかりと固定されていなかったりすると、歩くたびに床が動いて音が発生します。
3:へこみやたわみ
床がへこんだりたわんだりすることで、床のきしみが発生することもあります。
これは、床材が長年の使用により劣化し、荷重に耐えきれずにたわむことで、床下の構造材と擦れ合うためです。
4:材料や施工方法
床のきしみは、使用されている材料や施工方法が原因で発生することがあります。
たとえば、フローリングの材料が安価であったり、施工時にしっかりと固定されていなかったりすると、歩いたときに床がたわみやすくなり、きしみ音が発生します。
5:シロアリの被害
シロアリは木材を食害するため、床下を食い荒らすことで床の強度が弱くなり、きしみが発生する原因となります。
□床のきしみ修理方法
床のきしむ原因が特定できたら、次は修理方法と費用について考えてみましょう。
1:潤滑油やスプレーの塗布
床板の接着部分が剥がれてきしんでいる場合、潤滑油や専用のスプレーを塗布することで改善する可能性があります。
市販の補修材を購入することができるため、自分で手軽に修理ができます。
ただし、症状によってはきしみが改善しない場合もあります。
2:金具の締め直し・ビス打ち
床板が浮いてきしみが起こっている場合は、一度フローリングを剥がす必要があります。
床板の下にある金具の修理・締め直しを行い、ビスを打って補修します。
3:補修材の注入
根太と床の間にすき間ができてきしみが発生している場合は、フローリングを剥がさずに処置することが可能です。
フローリングのすき間から穴を開け、補修材を打ち込むだけで工事が済みます。
4:根太の補強
金具の修理・締め直しや補修材の注入で治らないときは、根太の補修が必要です。
根太に新しい木材や金具を入れ、古くなった部分を交換する作業を行います。
5:床下全体の補修
シロアリの被害がある場合や、全体に腐食が進んでいる場合は、床下全体を補修・交換しましょう。
床を剥がして工事するため、費用がかかるうえ、工期も長くなります。
□まとめ
床がきしむ原因は、木材の収縮、床の構造、へこみやたわみ、材料や施工方法、シロアリの被害など、さまざまな要因が考えられます。
修理方法も、潤滑油やスプレーの塗布、金具の締め直し・ビス打ち、補修材の注入、根太の補強、床下全体の補修など、状況によって異なります。
床がきしむ原因を特定し、適切な修理方法を選択することで、快適な住空間を取り戻すことができます。
心配な場合は、当社のような専門会社にぜひご相談ください。