中古住宅を購入してリノベーションを考えている方、資金計画は順調に進んでいますか。
リノベーションは、自分だけの理想の住まいを実現できる魅力的な選択肢です。
しかし、同時に、資金面での計画も重要な要素となります。
この記事では、リノベーションにおける住宅ローンの活用方法について、メリット、注意点、そして手続きの流れを解説します。
資金計画をしっかりと立て、安心して理想の住まいを実現するためのヒントになれば幸いです。
□リノベーションと住宅ローンのメリットを最大限に活かそう
リノベーションにおける住宅ローンは、多くのメリットがあります。
1:金利が低い
住宅ローンは、リフォームローンと比べて金利が低いのが大きなメリットです。
金融機関によって異なりますが、住宅ローンの金利は1%以下の商品が多く、リフォームローンは2~3%が平均です。
例えば、1,000万円のリノベーションで30年ローンを組んだ場合、住宅ローンの金利が1%、リフォームローンの金利が3%だと、支払総額に大きな差が出てきます。
住宅ローン:毎月返済額約32,164円、利息約1,579,040円
リフォームローン:毎月返済額約42,160円、利息約5,177,600円
このように、金利の差は、長期間にわたる返済額に大きな影響を与えます。
2:返済期間が長い
住宅ローンは、最長35年の返済期間を設定できます。
長期間にわたって、無理なく少しずつ返済計画を立てられる点は、大きな魅力です。
金利が低いことも相まって、長めの返済計画でも利息負担はそれほど大きくありません。
将来、お子さんの進学や車の買い替えなど、大きな出費が予想される場合にも、安心して資金計画を立てられます。
3:借入上限が大きい
住宅ローンは、分譲マンションや注文住宅も対象とする金融商品です。
そのため、リフォームローンよりも借入上限額が大きい傾向にあります。
余裕のある資金計画で、中古物件選びやリノベーションプランの選択肢を広げることができ、理想の住まいを実現するための可能性も高まります。
4:住宅ローン控除で減税効果がある
リノベーションでも、新築住宅と同じように、住宅ローン控除の対象となります。
住宅ローン控除は、毎年末の住宅ローン残高の0.7%を所得税額から控除する制度です。
リノベーションの場合、年間最大21万円、10年間で最大210万円の控除を受けることができます。
住宅ローン控除は、リノベーションによる経済的な負担を軽減する効果も期待できます。
□住宅ローン利用の注意点とは?
リノベーションで住宅ローンを利用する際には、いくつかの注意点も把握しておく必要があります。
1:審査が厳しい
住宅ローンは、リフォームローンと比べて金利などの条件が有利な分、審査基準が厳しい傾向にあります。
借入金額と収入のバランスによっては、審査に通らないケースも考えられます。
リノベーション契約直前で審査が通らなかった場合、それまでの計画が大きく変わってしまう可能性もあるため、注意が必要です。
2:必要な書類を早めに揃える
住宅ローンの事前審査や本審査では、多くの書類が必要となります。
本人確認書類、印鑑証明書、収入証明、物件の間取り図、資金計画、リノベーション見積書など、早めに用意しておきましょう。
必要な書類が揃っていないと、審査に時間がかかり、リノベーション計画に遅れが生じる可能性もあります。
3:融資のタイミングと諸経費を確認する
審査に通って融資を受けることが決まっても、実際に資金が振り込まれるのは、物件の引き渡し日になることが多いです。
それまでに発生する諸経費の中には、現金で支払わなければならないものもあります。
登記費用、着工金、中間金などの費用は、融資実行前に用意しておく必要があります。
現金が不足する場合は、仮払い融資などを利用する必要もあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
□まとめ
リノベーションにおける住宅ローンは、金利が低く、返済期間が長く、借入上限が大きく、住宅ローン控除も受けられるなど、多くのメリットがあります。
しかし、審査が厳しく、必要な書類が多く、融資のタイミングや諸経費についても注意が必要です。
スムーズなリノベーションを実現するためには、事前にしっかりと情報収集を行い、資金計画を立て、必要な手続きを進めることが大切です。
この記事が、理想の住まいを実現するための参考になれば幸いです。
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