冬のお風呂は、暖房を付けていてもなかなか暖まらないことがありますよね。
窓から冷気が入ってきて、せっかく温まったお湯も冷めてしまう…そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
お風呂の窓からの冷気は、ただ寒いだけじゃなく、健康面にも悪影響があることをご存知ですか。今回は、お風呂の窓が寒い原因や、冷気対策としてできることを詳しく解説していきます。
□お風呂の窓が寒い原因を知ろう
お風呂が冷える原因は、大きく分けて2つあります。
1: 換気扇や窓からの冷気
お風呂の換気扇は、浴室の湿気を外に排出するために設置されています。
しかし、換気扇は同時に外の冷気を部屋の中に取り込んでしまうため、浴室が冷えてしまう原因となります。
また、窓も同様に、外気の温度が低い冬場には、窓ガラスから冷気が伝わり、浴室全体の温度が下がります。
2: コールドドラフト現象
コールドドラフト現象とは、暖房で暖められた室内の空気が、冷えた窓ガラスに触れて冷やされ、足元に向かって流れる現象です。
この現象によって、天井と床の温度差が生じ、足元が冷えやすくなります。
お風呂の窓が寒いと、ヒートショックのリスクが高まります。
ヒートショックは、急激な温度変化によって血圧が急上昇し、心臓や血管に負担がかかることで起こる病気です。
□お風呂の窓の冷気対策10選
お風呂の窓からの冷気を防ぐには、様々な方法があります。
ここでは、手軽にできるものから本格的なリフォームまで、10個の対策方法をご紹介します。
1: 断熱シートを貼る
断熱シートは、窓ガラスに貼り付けることで、窓からの冷気を遮断する効果があります。
市販の断熱シートは、アルミ蒸着や発泡素材など、様々な種類があります。
2: プラスチックダンボールを貼る
プラスチックダンボールは、断熱効果が高く、水洗いもできるので、浴室に最適な断熱材です。
窓ガラスに直接貼り付ける方法と、窓全体を覆うように貼り付ける方法があります。
3: 断熱カーテンを取り付ける
断熱カーテンは、窓に掛けるだけで簡単に断熱効果を高めることができます。
ビニール製のものや、アルミ蒸着フィルムが施されたものなどがあります。
4: 内窓を取り付ける
内窓は、既存の窓の内側に新たな窓を取り付けることで、断熱効果を高めることができます。
DIYで取り付けられる簡易な内窓キットも販売されています。
5: 窓ガラスを交換する
窓ガラスを断熱性の高い複層ガラスに交換することで、断熱効果が大幅に向上します。
複層ガラスは、2枚のガラスの間に空気層を挟むことで、熱伝導率を下げています。
6: 窓枠を断熱材で覆う
窓枠を断熱材で覆うことで、窓からの冷気侵入を防ぐことができます。
断熱材には、ウレタンフォームやグラスウールなどがあります。
7: 換気扇の風向きを変える
換気扇の風向きを調整することで、冷気の侵入を防ぐことができます。
浴室の換気扇は、通常は外に排気するようになっていますが、冬場は室内の空気を循環させるように風向きを変えることも有効です。
8: 浴室暖房機を使用する
浴室暖房機は、浴室全体を暖めることができます。
浴室暖房機には、電気式、ガス式、石油式など様々な種類があります。
9: 浴室乾燥機を使用する
浴室乾燥機は、浴室内の湿気を乾燥させるだけでなく、暖房機能も備えているものが多くあります。
浴室乾燥機を使用することで、浴室を暖かく乾燥させることができます。
10: お風呂の蓋をする
お風呂の蓋は、湯温が冷めるのを防ぐだけでなく、浴室内の温度を保つ効果もあります。
お風呂の蓋を閉めておくことで、浴室全体の温度が下がるのを防ぐことができます。
□まとめ
お風呂の窓からの冷気対策には、様々な方法があります。
今回紹介した方法を試して、自分に合った方法を見つけて、快適な浴室空間を実現しましょう。
ヒートショックは、冬場に起こりやすい危険な病気です。
浴室を暖かく保ち、ヒートショックの予防に努めましょう。